潜入調査

少し前にミシュランガイドが東京でも出るということで、日本中が大騒ぎになったことがあった。いや、騒いでいたのはマスコミだけか。日本人とフランス人のペアが来るとか、彼らの注文する料理の予算は25000円だとか、どうでも良いことをリサーチしていたニュース(笑)番組を覚えている。
料理屋に点数をつけるという行為はひどいようでもあるが、それが正当な判断基準によって算出された客観的なデータであるならば、実際に行って評価するという手間を考えれば随分有益なものである。
こう言ったデータの作成手法に、私はとても興味がある。個人的には、企業の人事においても、ミシュランのような潜入調査の手法を取り入れれば良いと思う。人事担当のエージェントが教員や学生になって講義や実習に参加、学生の品定めをして大学全体のランクや優秀な生徒を報告、採用などの基準にしたり、そういうデータを代行する会社をつくって、「人材四季報」のようなものでも発行して見たりすればよい。