Ubuntuの、ちょっと変わったLiveUSBをつくってみた

手元に8GBのUSBメモリがあったので、気軽に使える環境でも作ろうと思い、Ubuntuを導入することを考えた。ちょうど8.10の日本語リミックスCDというものができたらしいので、それを使ってみることにした。
CDからブートし、パーティションを切っていく。8GBのうち、前6GBをWindowsから参照できる共有ストレージ部分、1GBをOS部分、一番後ろの1GBを設定保存などの部分に当てることにした。
LiveUSBを作れるウィザードができたらしいので使ってみると、これはOSのパーティションの空き部分を、設定保存領域としてファイルで確保できるそうな。何となくOS本体と同じパーティションに読み書きする部分を作りたくなかったので取り合えず領域の確保をしないでLiveイメージを2番目のパーティションに作成した。
その後、3番目のパーティションに「casper-rw」のラベルをつけてext2でフォーマットし、再起動。もちろん再起動時にはpersistentオプションを付け足すことを忘れない。日頃の行いが良かったのか、正しく設定保存用のパーティションが正しいところにmountされていた。
毎回起動時にオプション追加するのもだるいので、/cdrom/syslinux/text.cfgを編集。新らしくラベルを設定し「casper-rwを適用してLiveイメージから起動するよ」という意味の英語メッセージ(恥ずかしくて書けないが)とともにブートオプションを設定してデフォルトにする。日本語ファイルも合わせて変えたかったが変な(制御用)バイナリがくっついているテキストなので面倒になりやめた。


そんなこんなで、しっかり起動して使える。以前のように「USBドライブにインストール」するわけではないので、別のPCでも使える(はずだ/未確認)し、誰かにちょっと使わせてあげる時も、ブートオプションを選ぶことで自分の環境をいじらせることなく貸せるので、多分便利だと思う。データが壊れても、OS部分と一緒にフォーマットしなくていいので、自力復帰ができる。唯一の不安要素は、設定保存用のext2パーティションが壊れやすそうなことだけれども…


だいぶ長く使えそうなものになったので、こうして作り方をメモしておいて、大事に使おうと思う。